第48回日本オープンゴルフ選手権(1983年) 2023.12.25 1983年10月3日付日刊スポーツ) 青木功が悲願の日本オープンタイトル 青木功にとって、ついに「その時」が来た。 兵庫・六甲国際GC(6469m、パー72)で行われた大会は、フェアウエーを絞り、ラフはうねるように長くのばされていた。 第1日、このラフで中嶋常幸(当時登録名中島)が最終9番でフェアウエーをわずか2mほど外しただけでロストボールになるトリプルボギーをたたいた。倉本昌弘は最終9番で7番アイアンが根元から折れてヘッ... 詳しく見る
第47回日本オープンゴルフ選手権(1982年) 2023.12.11 ウイニングボールを投げる矢部昭(アサヒゴルフより) 体重50キロの超軽量・矢部昭が5打差の快勝 1982(昭和57)年の日本オープンが行われた10月下旬、男子ツアーは28歳の中嶋(当時の表記は中島)常幸が勝利を積み重ねて初めての賞金王に向けて突き進んでいた。 ただ、10月に入ってからの主役は台湾出身の謝敏男だった。日本オープン前週まで3試合連続で初日から首位を守る完全優勝という驚異的なゴルフでツアーを席巻していた。 日本オープンの会場、埼玉県の武... 詳しく見る
第46回日本オープンゴルフ選手権(1981年) 2023.11.27 JGAHPより転載 羽川豊、プロ初優勝でレフティー初の日本タイトル 当時、音楽界を中心に「ニューウエーブ」という言葉が流行していた。ゴルフ界にもその波が来ていた。倉本昌弘、湯原信光、羽川豊の「若手三羽烏」を中心とした20代半ばまでの若い選手たちだった。 この年、初めて岐阜県の日本ラインGC東コース(6218m、パー70)で行われた大会でも、その様相になった。 大会前、注目されていたのは「日本オープンになぜか勝てない」青... 詳しく見る
第45回日本オープンゴルフ選手権(1980年) 2023.11.13 日本オープンで初優勝を飾った菊地勝司(JGAホームページより転載) 世界の青木を抑え、伏兵の菊地勝司が初優勝 ゴルフのトーナメントは時に予想もしていなかったチャンピオンを生み出すことがある。1980(昭和55)年の日本オープンがまさにそうだった。 この年、プロゴルフ界の話題を独占していたのは青木功だった。国内では春先から勝ち星を重ねて3年連続賞金王に向けてひた走り、海外では全米オープンでジャック・ニクラウスとの激闘の末に2位。世界的にその名を轟かせていた。もちろ... 詳しく見る