第33回日本プロゴルフ選手権(1965年) 2016.05.23 副賞のバイクにまたがりカップを掲げる河野光隆(日本プロゴルフ協会50年史より) 初の有料試合を制したのは23歳の新星 プロスポーツは興行である。観客は入場料を払ってプロの迫力や技を目の当たりにし、感動や満足感を胸に刻む。多くのプロスポーツにとって入場料は収入の大きな柱だ。 だが、ゴルフの世界では長い間、入場料というものは存在しなかった。ギャラリーが少なかったこともあるが、無料で観戦していたのである。 やがてギャラリーの数が増え、スポンサートーナメントでは入場料を徴収す... 詳しく見る
第54回日本プロゴルフ選手権(1986年) 2016.05.16 1986年7月28日付日刊スポーツ 最後のAO最終組対決は、青木が尾崎将を振り切り3度目V 1970~80年代を彩った「AO対決」。最終日最終組での青木功、尾崎将司の対決はこの大会では最後になった。 7月24~27日、岐阜・日本ラインGC(6187メートル、パー72)で行われた。連日体感温度35度を超える蒸し暑い大会になった。第1日、そんな暑さを振り切って49歳の杉原輝雄が首位に立った。1番で6メートルを決めてバーディースタートから、この日は7... 詳しく見る
第32回日本プロゴルフ選手権(1964年) 2016.05.09 1963、64年と2連覇した橘田規(日本プロゴルフ協会50年史より) 橘田規が大会史上5人目の連覇を達成 1964(昭和39)年日本プロの舞台は大阪府の北東部、京都府との境に位置する枚方CC(7050ヤード、パー72)だった。井上誠一の設計で1959年に開場。大きなトーナメントの会場となるのは初めてのことだった。 強い西風が吹いた初日、参加した112選手の中でアンダーパーをマークできたのは1アンダーの71で回った首位タイの3人だけだった。その中の1人は49歳... 詳しく見る
第63回日本プロゴルフ選手権(1995年) 2016.05.02 1995年5月15日付スポーツニッポン 佐々木久行が5打差大逆転で初優勝 日本プロが初めて青森県で開催された。5月11~14日、青森・夏泊GL(7058ヤード、パー72)で行われた。 第1日、話題をさらったのは54歳の金井清一だった。93、94年のシニアツアー賞金王が、5アンダー67で回って2位でホールアウト。ツアー初優勝が72年のこの大会、2勝目も76年のこの大会。19年ぶりの優勝となれば最年長、最長間隔にもなる。インスター... 詳しく見る