日本プロゴルフ殿堂

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第3回日本女子プロゴルフ選手権(1970年)

2017.09.28
1970年日本女子プロ報知新聞社発行「ゴルフ」1970年10月号 1970年日本女子プロ報知新聞社発行「ゴルフ」1970年10月号

米国流ファッションで登場した樋口が大会3連覇

 1970(昭和45)年4月、樋口久子と佐々木マサ子は米国に向かった。目的は米女子ツアーに参戦するため。自分たちのゴルフが“本場”でどれだけ通用するのか、期待と不安が入り交じった渡航だった。  目にするもの、経験することが何もかも新鮮だった。中でも樋口の興味を引いたのが選手たちのファッションだった。ウェアはみなカラフル。中にはノースリーブやミニスカートをまと...

第35回日本プロゴルフ選手権(1967年)

2017.09.04
1967年9月5日付スポーツニッポン 1967年9月5日付スポーツニッポン

鮮やかな逆転劇で宮本省三が初のプロ日本一に

 愛知県にある三好CCは1961(昭和36)年開場のコースである。ゴルフファンには男子ツアー東海クラシックの会場としてなじみのある場所だろう。  設計はジョー・アーネスト・クレーン。日本で指折りの歴史がある鳴尾GC(兵庫県)の黎明期に重要な役割を果たしたクレーン3兄弟の1人で、コース設計者としても名を馳せた人物である。  三好CCでは開場2年後の1963年と...

第47回日本女子プロゴルフ選手権(2014年)

2017.08.21
優勝カップを掲げる鈴木愛(写真提供:日本女子プロゴルフ協会) 優勝カップを掲げる鈴木愛(写真提供:日本女子プロゴルフ協会)

藍の記録を愛が超えた。20歳の鈴木愛が大会最年少V

 記録は常に塗り替えられる。宮里藍が打ち立てていた21歳83日の大会最年少優勝記録をプロになって1年余りの20歳の選手が更新した。2014(平成26)年の日本女子プロは大会史に残る一戦となった。  会場は兵庫県の美奈木GC(6645ヤード、パー72)。前年のプロテスト会場でもある。このプロテストを2位で合格した成田美寿々は日本女子プロを迎えた時点で早くも2勝...

第49回日本プロゴルフ選手権(1981年)

2017.08.07
日食と青木のショット(日刊スポーツ新聞、1981年8月1日付) 日食と青木のショット(日刊スポーツ新聞、1981年8月1日付)

青木が王者のゴルフで2度目のタイトル

 青木功が39歳の年に、39勝目を2度目の日本一のタイトルで飾った。  北海道・札幌後楽園CC(6372メートル、パー72)で行われた大会だが、連日32度を超える猛暑に見舞われた。初日、首位に立ったのは川田時志春と内田繁。川田はこの年の5月のフジサンケイクラシックで青木との激闘を制して初優勝を飾っている。日刊スポーツ紙によると、練習ラウンドから「ラフに入れる...