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第20回日本プロゴルフ選手権(1952年)

2017.07.03
優勝カップを掲げる井上清次(写真提供:日本プロゴルフ協会50年史) 優勝カップを掲げる井上清次(写真提供:日本プロゴルフ協会50年史)

冴えたパッティングで井上清次が大会初優勝

 第20回の節目となった1952(昭和27)年の日本プロは予選から波乱の展開となった。  この年は62人が参加し、相模CC(神奈川県)で6月5日に開幕した。マッチプレーに進出する16人を決めるための予選は36ホールのストロークプレー。大会4勝のベテラン宮本留吉をはじめ、関東オープン3連覇を飾ったばかりの中村寅吉、前年の日本オープンチャンピオンの小野光一らが早...

第46回日本女子プロゴルフ選手権(2013年)

2017.06.19
優勝カップを掲げるイボミ 写真提供:日本女子プロゴルフ協会 優勝カップを掲げるイボミ 写真提供:日本女子プロゴルフ協会

大会史上初の10代Vを阻んだイボミの粘り

 近年の女子ツアーは10代選手の躍進が目覚ましい。先鞭をつけたのは先日、今季(2017年)限りで競技生活から身を引くことを発表した宮里藍。まだ高校3年生だった2003(平成15)年、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンをツアー史上最年少の18歳で制したシーンは記憶に新しい。  その後、2012年に韓国のキムヒョージュが宮里の記録を塗り替える16歳で優勝すると...

第43回日本プロゴルフ選手権(1975年)

2017.06.05
1975年10月20日付日刊スポーツ 1975年10月20日付日刊スポーツ

プレーオフ制した村上、年間日本タイトル3冠目

 村上隆が日本プロ初優勝を飾るとともに、日本タイトル3冠目を獲得、日本シリーズも制して、その後も誰もなしえていない「日本タイトル年間4冠」の偉業を達成した、ゴルフ史に残る年になった。  村上の3冠目の舞台は、岡山・倉敷カントリークラブ(6854ヤード、パー72)で10月16日から4日間行われた。第1日、首位には5アンダーで2人が並んだ。山本善隆は「ドライバー...

第30回日本プロゴルフ選手権(1962年)

2017.05.15
1962年5月25日付日刊スポーツ 1962年5月25日付日刊スポーツ

46歳の寅さんが「技術と精神の結合」で4勝目

 1962(昭和37)年に30回の節目を迎えた日本プロ。この年の会場は三重県の四日市CC(7255ヤード、パー72)だった。  初日、まだ5月だというのに夏を思わせるような暑さの中、126選手がスタートしていった。首位に立ったのはコースレコードの69を叩き出した磯村行雄。前年優勝の林由郎ら4人が1打差で追う形になった。  小雨の2日目、2打差6位にいた中村寅...