日本プロゴルフ殿堂

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第8回日本プロゴルフ選手権(1933年)

2014.12.01
1933年10月5日付、東京日日新聞 1933年10月5日付、東京日日新聞

モンテス旋風が吹き荒れ、史上初の連覇達成

 日本プロに初めて出場した海外選手は1930(昭和5)年の第5回大会における台湾の陳清水(後に日本に帰化)だった。陳は優勝した村木章に19打差をつけられたが2位に食い込んでいる。翌年には同じ台湾から林万福も参戦。そして32年にはフィリピンから来日したラリー・モンテスが旋風を巻き起こした。 第8回日本プロゴルフ選手権成績  日本プロゴルフ協会30年史には「突如...

第29回日本女子プロゴルフ選手権(1996年)

2014.11.17
トロフィーを掲げる塩谷育代(日本女子プロゴルフ協会提供) トロフィーを掲げる塩谷育代(日本女子プロゴルフ協会提供)

わずか1年3カ月での3冠達成

 現在、日本女子プロゴルフ協会が公式戦(メジャー)としているのは日本女子プロ、日本女子オープン、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの4試合である。ワールドレディスがメジャーに昇格したのは2008(平成20)年。それまではメジャー3大会制だった。つまり、かつては3大会すべてに勝てば日本女子ツアー版の...

第39回日本プロゴルフ選手権(1971年)

2014.11.03
昭和46年9月20日付のスポーツニッポン 昭和46年9月20日付のスポーツニッポン

ジャンボが時代の幕を開いた

 「ジャンボ」尾崎将司が、プロ2年目で鮮やかな初優勝を飾り、時代の幕を開いた。  大会は、開場間もない宮崎・フェニックスCCで行われた。当時としては距離の長い7105㍎、パー72。初日首位に立ったのは、「ビッグスギ」の愛称で親しまれた杉本英世だった。10㍍を超える強風が吹き荒れる中、ドライバーが好調で、4番で1㍍のバーディーを決め、5、7、8番でもバーディー...

第24回日本女子プロゴルフ選手権(1991年)

2014.10.20
優勝カップを掲げる大迫たつ子(日本女子プロゴルフ協会提供) 優勝カップを掲げる大迫たつ子(日本女子プロゴルフ協会提供)

名手・大迫が最後に放ったまばゆい輝き

 兵庫県の旭国際東條CC(6509ヤード、パー72)で開催された1991(平成3)年の日本女子プロは2年連続4度目の優勝を目指す岡本綾子が大本命だった。87年に米女子ツアー賞金女王となり、「世界のアヤコ」の名を確固たるものにしていた岡本はこの年、米国では未勝利に終わったが安定して上位に入り、賞金ランキングは7位。国内ではここまで5試合の出場で2勝を挙げ、四十...