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日本オープンゴルフ選手権

第31回日本オープンゴルフ選手権(1966年)

2023.04.10
優勝カップを抱えた佐藤精一が林由郎(左端)ら我孫子一門の仲間に祝福される(佐藤精一氏所蔵) 優勝カップを抱えた佐藤精一が林由郎(左端)ら我孫子一門の仲間に祝福される(佐藤精一氏所蔵)

最終ホールの劇的バーディーで佐藤精一が初優勝

 自分が所属しているコースで日本オープンに勝つ――。ゴルフ場の数が少なかった戦前はそれほど珍しい出来事ではなかったが、戦後復興最初の大会となった1950(昭和25)年に我孫子ゴルフ倶楽部で林由郎が勝って以来、所属プロの日本オープン優勝は途切れていた。  1966(昭和41)年、16年ぶりに大会会場の所属プロが日本オープンを制した。会場は千葉県の袖ヶ浦カンツリ...

第30回日本オープンゴルフ選手権(1965年)

2023.03.27
1965年10月9日付報知新聞 1965年10月9日付報知新聞

カナダカップ帰りの橘田規が初優勝

 10月6~8日の3日間、初開催となる愛知・三好CC(7030ヤード、パー72)で121人(うちアマチュア27人)が参加して行われた。  大会直前(9月30日~10月3日)にスペインでカナダカップ(現ワールドカップ)が開催されており、日本代表で13位だった前年覇者の杉本英世、橘田規と、台湾代表で7位だった陳清波が大会直前の帰国となり、戦前の優勝候補から外れて...

第29回日本オープンゴルフ選手権(1964年)

2023.03.13
優勝カップを前に笑顔の杉本英世(日本プロゴルフ協会30年史より) 優勝カップを前に笑顔の杉本英世(日本プロゴルフ協会30年史より)

大器・杉本英世が待望の初優勝

 東京ゴルフ倶楽部で9年ぶり5回目、狭山移転後では2回目の開催となった1964(昭和39)年大会、スポーツ各紙の戦前予想では陳清波、杉原輝雄、石井朝夫、橘田規らが優勝候補に挙げられていた。  陳にとって東京GCはホームコースであり、日本オープンは上位の常連。杉原は2年前のチャンピオンで前年も2位に入っている。しかも、2人ともこの年はすでに複数勝利を挙げる充実...

第28回日本オープンゴルフ選手権(1963年)

2023.02.27
1963年9月21日付日刊スポーツ 1963年9月21日付日刊スポーツ

戸田藤一郎、最年長48歳9カ月で24年ぶり大会V

 快挙が達成された年になった。  9月18~20日に三重県の四日市CCで行われた大会は、プロ71人、アマ27人が出場して行われた。「山城」と呼ばれる丘陵に造られた日本有数の長距離のコースと言われ、距離は7015ヤード、パー72の設定だった。  第1日、周囲を驚かせたのがこの年49歳になる戸田藤一郎だった。日刊スポーツ紙によると、3番1メートル、4番6メートル...
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