第56回日本プロゴルフ選手権(1988年) 2017.03.06 日刊スポーツ昭和63年7月25日付 尾崎健がイーグル一発でONを逆転、2度目のV この年、初めて「AON」がそろった大会は、梅雨明け直後の蒸し暑さとの戦いにもなった。会場は愛媛・愛媛GC(7040ヤード、パー72)。まず注目は全英オープンから帰国してぶっつけ本番で臨んだ「A」青木功だった。 第1日、青木は英国からの長旅と蒸し暑さの中で精彩を欠いた。全英が1日延びて帰国が遅れ、会場のある松山にたどり着いたのが大会前日の夜。時差ぼけの睡眠... 詳しく見る
第21回日本プロゴルフ選手権(1953年) 2017.02.06 1953年6月19日付報知新聞 悪天候の中、陳清水が大会初の40代覇者となる NHKが日本初のテレビ本放送を開始し、政治の世界では「バカヤロー解散」が話題となった。1953(昭和28)年はそんな年である。 この年の日本プロは6月15日から4日間、千葉県の我孫子GCで開催された。大会前、報知新聞が優勝候補の筆頭に推していたのは我孫子GC所属の林由郎だった。林は戦後、我孫子GCで開催された日本プロ(1948、49年)、日本オープン(1... 詳しく見る
第52回日本プロゴルフ選手権(1984年) 2017.01.05 1984年8月6日付報知新聞 中嶋が〝ミニスランプ〟乗り越え連覇達成「AON時代」の一角を占めた中嶋常幸(当時登録名中島常幸)はこの年、スイングに悩んでここまで未勝利。前年賞金王が苦しんで迎えた大会だった。 コースは静岡・ミナミ菊川CC(6247メートル、パー71)。初日、ツアー初の記録が生まれた。石井裕士が4番パー3(177メートル)で4番アイアンを使ってホールインワンを達成。続く5番パー5(472メートル)では見グリー... 詳しく見る
第19回日本プロゴルフ選手権(1951年) 2016.12.06 優勝トロフィーを持つ石井哲雄(ゴルフマンスリー1952年1月号より) 石井哲雄、初優勝を日本プロで飾る 1951(昭和26)年10月8日から4日間、戦後3度目の日本プロが兵庫県の広野GC(パー72)で開催された。参加選手は46人。初日はマッチプレーに進む16人を決める36ホールのストロークプレーによる予選が行われた。 予選で存在感を見せつけたのが36歳、脂の乗ってきた中村寅吉だった。前半の18ホールを75で回って林由郎らと首位に並んだ中村は後半の18ホール... 詳しく見る