第53回日本プロゴルフ選手権(1985年) 2016.03.04 1985年8月12日付日刊スポーツ 尾崎健夫がプレーオフ制し、31年ぶり兄弟制覇 尾崎健夫が、金井清一とのプレーオフを制して、公式戦初勝利を飾った。尾崎3兄弟の次男。兄・将司はすでに2勝しており、兄弟の「プロ日本一」は石井哲雄、茂兄弟以来31年ぶりの快挙だった。 行われたのは真夏の8月8~11日、舞台は茨城・セントラルGC東コース(6640メートル、パー73)だった。第1日、首位に立った野口茂に、周囲はびっくりした。海老原清治が腰痛の... 詳しく見る
第31回日本プロゴルフ選手権(1963年) 2016.02.01 1963年5月24日付スポーツニッポン 次世代の旗手・橘田規が大会初制覇 アニメ「鉄腕アトム」の放送が始まり、梓みちよの「こんにちは赤ちゃん」がレコード大賞受賞。国民的ヒーローだった力道山がこの世を去り、アメリカではケネディ大統領が凶弾に倒れた。終戦から18年たった1963(昭和38)年はそんな年だった。 ゴルフ界では戦後のプロトーナメントを牽引してきた中村寅吉や林由郎、小野光一、小針春芳らはすでに40歳を超えていた。それでも... 詳しく見る
第40回日本プロゴルフ選手権(1972年) 2016.01.04 1972年10月23日付報知新聞 「夜逃げ」でゴルフ界入りした苦労人、金井が初優勝 尾崎将司の2連覇へ期待が集まる中、勝ったのは当時珍しかったサラリーマンからの転身プロ、金井清一だった。 会場は、千葉・紫CCすみれコース(7070ヤード、パー72)。尾崎にとっては、プロ入り後初の月例会にデビューしたコースでもあった。距離のあるパー4が多く、尾崎は「通算8アンダーが優勝ライン」と予想していた。 初日、首位に立ったのはベテランの松田司郎。... 詳しく見る
第10回日本プロゴルフ選手権(1935年) 2015.12.07 1935年10月27日付東京日日新聞 圧勝に次ぐ圧勝で頂点に立った20歳の若武者 わずか6人で始まった日本プロは第10回の節目となった1935(昭和10)年には出場者が50人にまで増えていた。我が国にプロゴルファーという職業が確実に根付いてきたことを示す数字である。 会場は神奈川県の相模CC(パー73)。大会初日の10月23日は36ホールのストーロクプレーによる予選が行われ、上位16人が翌日からのマッチプレーに駒を進めた。 トップ通... 詳しく見る