日本プロゴルフ殿堂

偉業を称え、未来を拓く。ゴルフから

日本プロゴルフ殿堂入り式典

Japan Professional Golf Hall of Fame

日本のプロゴルフ界に偉大な功績を残し、多くの人々に感動を与えた先人に対して、感謝と敬意を表する
「日本プロゴルフ殿堂」の記念式典です。

式典第四回

第四回 日本プロゴルフ殿堂入りプロゴルファー発表 第四回日本プロゴルフ殿堂入り式典

第四回 日本プロゴルフ殿堂入り
プロゴルファー顕彰

「第4回日本プロゴルフ殿堂入り式典」が2月19日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催している「ジャパンゴルフフェア」のイベントステージで行われた。顕彰されたのはレジェンド部門では日本オープン、日本プロ、日本シリーズの3冠を達成するなど21勝を挙げ「水平打法」を編み出した橘田規(故人)、「ビッグ・スギ」の愛称で知られ、日本選手初の米ツアーライセンスを取得するなど時代のパイオニア的存在の杉本英世(77)、プレーヤー部門で女子ツアー45勝、賞金女王3回に輝いている大迫たつ子(63)の3人。顕彰者の家族、関係者のほか、ゴルフフェア初日に会場を訪れた多くの観客が祝福した。  式典では、松井功理事長が「ゴルフフェアの会場で顕彰式を行う夢が叶いました。ゴルフには夢、感動、ドラマがあります。殿堂では今年も3人の方を顕彰します」とあいさつし、それぞれの経歴を紹介した。来賓あいさつでは、日本ゴルフ協会竹田恆正会長が「日本のゴルフは115年前に始まり、多くのプロゴルファーの尽力があった。殿堂入りの方は特別な貢献がありました。敬意を表し、お祝い申し上げます」と話し、日本プロスポーツ協会島村宣伸会長は「初めてゴルフをしたときの憧れは杉本さんでした。スケールの大きいゴルフで、海外3勝、日本の国威を発揚してくれました。橘田選手、大迫選手、3人を心から讃えたい」と話した。

杉本は島村会長から顕彰状を受け取り、深々と一礼。「みなさんのお力でいただき、感謝しています」とあいさつ。「打倒樋口久子」で精進してきた大迫は、その樋口から顕彰状とトロフィーを受け取り「ありがとうございます。お世話になった方にお礼を」と、ゴルフを始めた宝塚GCほか、ゆかりの方々の名前を挙げて感謝を表した。会場には、プロ仲間の日蔭温子、中村悦子らがお祝いに駆けつけた。2003年に亡くなった橘田は、長女の松本直美さんが代理で登壇し、第3回顕彰者の石井朝夫から受け取った。「父はゴルフの話は家庭ではせず、私にとっては普通の父でした。テレビを見ている最中に突然パター練習を始めたり、負けず嫌いだったのを覚えています。ゴルフと釣りを思う存分やった幸せな人生だったと思います」とあいさつした。顕彰式典最後に女子プロゴルフ協会会長の小林浩美副理事長が登壇し「ゴルフフェアにこられた皆さんと一緒にお祝いできてありがとうございます」と観客に感謝し、「偉大な大先輩がいて、今のゴルフ界があります。殿堂が選手の目標、アマの憧れになってくれたら」と締めた。

顕彰パーティーでは、日本ゴルフツアー機構会長の海老沢勝二副理事長、日本プロゴルフ協会会長の倉本昌弘副理事長があいさつ。戸張捷氏が顕彰者と掛け合いインタビューをした。宝塚時代の教えについて聞かれた大迫は「体は小さいので全身を使わないと飛ばなかった」と当時を思い出していた。杉本とは「和製ビッグスリー」と呼ばれた当時に、一緒に四国、九州などを回ったことなど、思い出話に花が咲いた。米ツアーで2勝目を飾った松山英樹の話題になり、杉本は「今までの日本人の1つ上のレベル。米ツアーでもそん色ない。球の質からいって、スピースには勝てると思う。世界のベスト3に入れる。僕はマスターズで歯が立たなかったけど、松山は球が高いし、楽しみですね」と、メジャー制覇に期待を込めて話していた。

第四回 日本プロゴルフ殿堂入り顕彰者のご紹介

式典第四回フォトギャラリー

第四回日本プロゴルフ殿堂入り式典